D1グランプリシリーズは、ドリフト走行をしたときのカッコよさで勝敗を決める競技です。
ドリフトとは、後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法のことで、ドライバーは通常の運転の限界を超えた領域で、曲がっていく方向とは逆にハンドルを切り、非常に高度なバランスをとってクルマをスライドさせながらコントロールします。
ドリフトの最大の魅力は、その超非日常的なクルマの動きです。ドリフト競技においてドライバーはコーナーのはるか手前からクルマを滑らせてドリフトを開始し、エンジン音をとどろかせてコーナーを通過します。
猛烈な白煙を上げて駆け抜けるダイナミックかつアクロバティックなそのアクションは、見ている者の感性にダイレクトに訴えるカッコよさがあります。
その勝敗はマシンの性能より、ドライバーのウデに依存するところがはるかに大きく、そのドリフトのウデを競う競技がD1グランプリシリーズです。
シリーズ戦で採用されている種目として、単独(1台)で走る“単走(Solo Run)”と、複数(2台)で走る“追走(Battle Run)”があり、それぞれの1位を決めるとともに、追走トーナメントで最後まで勝ち上がった選手が各ラウンドの優勝者となります。
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